西の旅れぽうと(その2~門司・岩国編)
下関・唐戸から小さな連絡船(=よく揺れる)で3~4分、門司港に着いた。港に面してたつ「門司港ホテル」が本日の宿。この写真は海側ではなくて内側の港内から見たところ。「門」を意識したデザイン。ホテルの周辺は門司港レトロ地区。おみやげ物屋、レストラン、オルゴール館、洋館など一帯がロマンチックな港を演出するよう作られている。映画セットのようでもある。やるな、門司。
門司港レトロ展望室。下関の海峡ゆめタワー(高さ153m)とのセット券を買っていたのでこちらも登る。高さ103m。タワー内部は大体どこも似ていて、土産物屋とか、記念メダル機とか、似顔絵書き屋さんとか、喫茶室など・・・ゆめタワーにはあったこれらが門司港レトロ展望室にはなかった。喫茶室と望遠鏡はあった。季節柄ひな人形がかざってあった。なんかシックな感じ。と思っていたら、この建物は黒川紀章氏が設計した高層マンションなのだそうだ。
門司港駅のライトアップ。ほかの場所にも木々にクリスマスのようにイルミネーションが輝いていた。門司はバナナのたたき売り発祥の地とか。ふぐ提灯のかかる栄町銀天街(アーケード商店街)の奥に「放浪記」というレトロムードの喫茶店があり、そこで濃厚なバナナジュースを飲んだ。
日も暮れたので、門司のふぐを食べに行く。ホテルの近く、踏切を渡ったところにある、白いしゃれた外観の「海人」(かいと)という店。
しめに雑炊が出ておなかいっぱい。ひれ酒はちょっと慣れないとこうばしい味に酔ってしまう感じ。このお店、1階は回転寿司、2階がお座敷。
翌朝、門司港駅から小倉に出て、そこから新幹線に乗り新岩国へ。こだまで1時間10分ほど。
新岩国から路線バスで錦帯橋をめざす。駅構内で見た簡単な時刻表には
次のバスに「島」と書いてある。なんだろう。行き先かな。
来たのがこれ。「島耕作バス」だった。岩国出身の漫画家、弘兼憲史氏の代表作を紹介したギャラリーバスになっているのだ。こういうのは初めてみた。
バス外側のラッピングだけでなく、車内に作品紹介記事が、広告スペースや窓にあり、まるごと島耕作バスなのだった。ほかに「おはんバス(宇野千代)」「錦帯橋バス」が走っている。うーん、観光客にわがまちをアピールしているんだね。おもしろい。
錦帯橋に到着。渡橋は往復で¥300。そういえば修学旅行のときは半分までしか渡らなかったぞ。今日はじめて全部渡れる。橋は昨年架け替え工事が完了してきれい。向こうの山の上に小さく見えるのは岩国城。
このお城ですね。お城へ登るとき、20分おきのロープウエーをタッチの差で逃したのでその間、白蛇観覧所をみて過ごす。お城もあちこち行ったなぁ。武具甲冑やお城の50分の1縮尺の模型などの展示品に混じって、全国のお城の写真パネルがだいたいどこも飾ってある。お城どうしで写真のやりとりをしてるんだろうな。この辺はタワーにも共通するといえる。
佐々木小次郎さん。お城の下の吉川家の史料館/花菖蒲園のそばにいた。
お城側のほうから見た錦帯橋。橋のたもとに岩国市の桜の開花標準木があった。
←茶碗蒸し
←お吸い物
橋を渡って戻ってきて、「平清」で岩国すしを食べる。ちらしの押し寿司だ。橋が良く見える2階の座敷でくつろぐ。
このあとバスで岩国駅まで行き、山陽本線で宮島口へ向かう。
by polaris-s
| 2005-02-13 00:54
| 旅日記